ゲイでノンセクシャル~人生の雨宿り~

雨ばかりの人生に、雨宿りができる場所を作りたい

悩むべき悩みとは

 誰しも悩みってありますよね?将来どうしよう、お金がないなぁ、

最近太ったかも、恋人とうまくいかない、友達と喧嘩してしまった、

人それぞれ違った悩みがあると思います。もちろん悩みの種となっている

根元を断つのが一番ですが、中には悩んでも仕方かないことで

悩んでいることもあるんです。それは、自分一人では解決しないことです。

 例えば、「最近寝不足なんだ」という悩みがあったとします。

寝不足にも色々な原因があると思いますが、「つい夜更かしをしてしまう」や

「部屋が暑すぎる、寒すぎる」、「楽しみにしていたライブが近づいている」のような

ものが原因の場合、自身でコントロールできる範囲にあるでしょう。

 でも、「仕事にストレスを感じる」や「好きなあの人が気になってしまう」、

「明日は就職の面接だ」のようなものは、自分一人の問題ではないはずです。

 つい「自分のことぐらい自分自身で決められるはずだ」と思ってしまいがちですが、

世の中は案外自分一人で決められないことが多いんです。

それは、友達、恋人、家族、会社など様々な人と繋がっているため、

自分の決断が他人にも影響を与えてしまうからですね。

 仕事にストレスを感じているならば、本来やめてしまえばいいのです。

でも今自分がやめてしまうと、家族を養えなくなってしまう、会社に迷惑がかかる、

同僚から恨まれるかもしれない、というように他者との関係が決断をしづらく

しているんですね。

 もしもそのつながりにとらわれることなく、決断することができるのなら、

おそらく悩むことはないはずです。ただ、行動を起こすことで、何かしらの

角が立ってしまったり、大事になってしまったりする可能性があるからこそ、

我慢してしまい、悩んでしまうんです。和を乱すべきではないという

日本人の国民性も、多少関係しているでしょう。

 ものを壊してしまった小学生が、先生に呼び出されたらなかなか職員室に

入れないと思います。でも、できる限り早く正直に謝った方がいいとは

分かっているはずです。それでも、踏み込む勇気がないため、うじうじ

悩んでしまったり、壊したことを隠そうとしたりしてしまうのです。

 時間が経てば経つほど、本来は「早く謝った方がいいよ」という

責務」であったはずのものが、「早く謝らないといけない」という

義務」のように思い込んでしまいます。

この場合の悩みとは「答えがわかっているけれどそれを受け入れたくない」という

本来悩むはずではなかったものなんです。

 おそらく、悩みの半分ぐらいは「答えがわかっているけれどそれを

受け入れたくない」という悩みだと思います。

「告白してフラれちゃったらどうしよう?」、「仕事をやめるって言ったら

どう思われるんだろう?」「もしも僕がゲイだってバレちゃったらどうしよう?」

どれも失敗した時のことを受け入れたくないから、やりたいと思っていても

出来ないのです。

 これらを解決するためには、やはり角が立つことを恐れてはいけないと思います。

怒られるとわかっていても、職員室に入らなければなりません。

フラれてしまうかもしれないけれど、告白をしなければ付き合うことはできません。

周りから冷たい目を向けられても、辞表を出さなければやめることはできません。

いくら1人で悩み続けても、行動するか、しないかしか選べず、一生解決

しないでしょう。未来がどうなるのかは、行動してみなければわからないのです。

 もしかしたら先生は優しく怒ってくれるかもしれない、もしかしたらOKを

もらえるかもしれない、もしかしたらあっさり仕事を辞められるかもしれない。

 でも、リスクを回避するための努力を怠ってはいけません。

いくら優しい先生だからといって、態度が悪ければ怒られますし、

告白をしてフラれた後、同じ職場、部活で過ごさなければいけないのならば、

当然気まずさがあるでしょうし、貯金もなしにいきなり仕事をやめれば生活に

苦労してしまうでしょう。

 こうなればいいなという「最善」と、こうなったら大変だという「最悪」の

両方を検討して、リスクとリターンが釣り合っているのか、最悪の場合

それを軽減する手段はあるのか、行動を起こす前にやれることはないのか。

これが自分一人で悩むべきことの限界だと思います。

 今悩みがある人は、まず自分一人で解決できる悩みかどうかを考える。

次にその悩みに答えがすでに出ていないかを考える。

最後に、行動した場合としなかった場合をそれぞれ検討し、さらに

した場合、しなかった場合の最善と最悪を検討する。

 これだけで、結構悩みが軽くなると思います。それでも

消えない悩みは、誰かに相談するのが一番だと思います。

どうしても、自分一人だと考えや視野が狭くなりがちです。

もしかしたら、解決に協力してくれるかもしれません。

 誰かに知られたくない悩みならば、インターネットでも本でも様々な手段で

情報が手に入ると思います。「どうしよう」と悩み続けるだけでなく、

解決をするための武器として、情報を集めることが大切です。

 自然に解決しないかなぁ、誰かが解決してくれないかなぁと願うのは、

情報を集めてからでも遅くありません。