ゲイでノンセクシャル~人生の雨宿り~

雨ばかりの人生に、雨宿りができる場所を作りたい

詩を書いてみました

 1.心のはりぼて

あなたは 噓を つきますか?

みんな「いいえ」と 答えます

あなたは 正直者 ですか?

みんな「たぶん」と 応えます

 

あなたが 普段 隠してる

秘密は 人に 言えますか?

人を 選ばず 言えますか?

ごまかすことなく 言えますか?

 

あなたは 噓を つきますか?

自分に 噓を つかないで

素直に「はい」と言えますか?

あなたは 正直者 ですか?

「当たり前だ」と 言えますか?

 

 2.存在

知らなかったのかい?

宙に 糸くずが 住んでいることを

それは 日常の抜けがら

日差しは 眩いブラックライト

だって見えないんだもの

光りなき無知の免罪符

 

 3.大丈夫

ある日「大丈夫?」と聞かれました

外から見ても 大丈夫ではないと 分かるのだから

大丈夫なはずがないのです 見て分かれ

 

私は「大丈夫」と言いました

心の中で「ではない」を続けました

うつむく私は ガラス越しのマネキン

 

 

「ならよかった」と返されます

いったい何が良かったのでしょうか?

もっと深刻だと思っていたのでしょうか?

縁起でもない 失礼な

 

私は「心配かけてごめん」と言いました

どうして私は謝ったのでしょうか?

頼んでもいない心配を 勝手にされただけなのに

のれんに腕押し ぬかにくぎ

 

どうして「優しさ」は 人を傷つけるのでしょうか?

正と正の掛け算が 負の数になるなんて 教わっていないのに

大丈夫ではないのは ほかでもない私なのでしょうか?

 

 4.時計

時計の針を動かした

されど時間は動かない

 

時計の針を止めてみた

されど時間は止まらない

 

時計の針を取り外す

されど時間は外せない

 

時計の針が刻むもの

ほんとに時間なのだろか?